9月の3連休に母と一緒に蓼科で行われている
たなかれいこさんの『畑と森のたべもの教室』に参加してきました。
たなかさんは料理研究家と呼ぶのにはおさまらない
食べる事への真摯なこだわりを、実際の暮らしの中で実践し
同時にお教室にして発信し続けている素敵な女性です。
実は彼女におめにかかるのはこれが初めてではなく。
さかのぼる事ウン十年前に、父が彼女のレストランで食事をして
感動して私に教えてくれたのでした。
そして1回だけ私も訪問してお食事した事があるのです。
その後、いつかまたお目にかかりたいと思っている間に
私の人生にもいろんなことが起こり・・・・。
そのうちに、彼女は蓼科に農園をはじめていること。
その農園でとれた無農薬栽培の野菜をつかって作る料理の教室もあること。
等を知りました。
さらに『いつか行きたい』と思い続けている間に私はローフードに出会い
自分自身も食を発信する側に回っていた訳ですが、
ハーフロウ、を提案している様に、ローフードが全てだとは思っていないのです。
食の大切さ、楽しさをローフードをきっかけに知って欲しいし
実際に生で食べるおいしさも体験してみて欲しい...。
大切なことは、毎日の暮らしをもっと丁寧に、大切に、楽しく、しようよ。
ということなのです。
なのでたなかさんの暮らしぶりを是非体験してみたかった。
そしてそのきっかけを作ってくれた父を亡くしてちょっと元気のない母も連れていって
一緒に楽しい経験をしたかったのです。
果たして・・・ものすごく素敵な経験でした。
彼女の畑で行われた1日目。11時から日が暮れるまで作業して料理して
笑って、食べて、日焼けして、疲れ果てて、、、バタンキュウ。
森の朝7時に集合した2日目は、森の運動して散歩して、朝がゆを食べて、そしてまた
料理して、笑って、食べてお片づけして。14時には解散。
肥料もなく、農薬も無く育った野菜たちは、甘味といい歯ごたえといい、野性味だけでなく
優しさもある、本当においしい味わいでした。
れいこさんの、最小限の調味料数で引き出す料理も、どれも本当に美味しかった。
美味しいってこういうことだよ、って青空の下で教えてくれたと思います。
体の細胞が喜ぶ食事でした。
加熱とか非加熱とか以前に、食べる物への畏敬の念。。。というと大げさだけど、でも
それに近い、感覚を教えてもらったと思います。
蓼科に赤ん坊のときから来ているのでもう50年以上いるのに
こんな楽しみかたをしらなかった、私と母(彼女は70年以上いるわけだけど)は
発見の連続で目が点。
大いに刺激を受けて帰ってきました。
しっかり鼻の頭日焼けして、赤くなってしまいましたが・・・。
本当にすばらしい秋の休日でした。
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